~実際に使ってみてわかる畳の特徴・畳の可能性の追求~


※畳ラボハウスとは・・・


金井タタミ店は、この度、作業場と店舗を大幅にリニューアルします。

戦後から長らく使用してきた住まい兼店舗・作業場を建て替え、1階を店舗・ショールーム、2階を住居としました。

その2階住居スペースを、フローリングを一切使わず全て畳敷きにしてしまったのが、「畳ラボハウス」です。


●畳職人の家


金井タタミ店の職人は、至る所が畳敷きの「畳ラボハウス」で暮らしています。

畳ラボハウスで使われている畳の枚数、種類は、尋常ではありません。


まず、家の中の各部屋は当然、畳の和室です。

尋常ではないのはここからです。


なんと、

廊下、キッチン、トイレ、お風呂の脱衣所に至るまで、畳が敷き詰められているんです。

冷蔵庫などの大型家具を置く場所にまで、畳が敷かれています。


畳じゃない場所はあるの? というくらい畳だらけの家なんです。


枚数だけではなく、種類も尋常ではありません。

天然い草の畳はもちろん、このブログでもたびたびご紹介している「ダイケン和紙畳」「セキスイミグサ」、新素材の「リフェイス」などもふんだんに使用しています。


畳表だけではなく、芯材である畳床(たたみどこ)も色々な種類を使っています。

(畳表が同じでも、畳床の種類が違えば、感触や使用感も違ってきます。)


畳じゃない場所はありません


金井タタミ店の職人は、そんな畳だらけの家で、畳の感触や使用感、経年変化などを感じながら生活しているんです。


●畳の実験場「畳ラボハウス」


なぜそんな家で生活しているのでしょうか?


畳が好きすぎて仕方がないのでしょうか?


それも理由の一つではありますが、もっと大きな理由があります。


その理由とは、「実際に使ってみて様々な畳の特徴を理解する」ため。


お客様に提供する畳を、まずは自分たちで実際に使ってみて、文字通り「肌で感じ」ながら生活してみる。


「この畳は本当に水濡れに強いのかな?」
「ほかの畳と比べてどれくらい丈夫なのかな?」
「夏と冬で変化はあるかな?」
etc…


カタログやメーカーのうたい文句だけでは決して分からないような細かな特長、逆にデメリットなどを職人自身が身をもって体験しているのです。


金井タタミ店では、その職人の家を「畳の実験場」という意味を込めて、「畳ラボハウス」と呼んでいます。


畳ラボハウスで得られた体験があるからこそ、お客さま一人ひとりにピッタリの畳をご提案できるのです。


●もう一つの実験


畳ラボハウスで生活する理由には、もう一つあります。


それは、「畳の可能性を追求する」こと。


今までは、畳といえば「和室」というくらいしかイメージがなかったと思います。

でも、もっと色々な使い方があっても良いのではないでしょうか?

廊下やキッチン、トイレ、脱衣所などなど。

部屋だけにとどまらず、いろんな場面で「畳のメリット」を活用できないのでしょうか。


たとえば、寒い冬。

床が冷たくなりがちな廊下に畳を敷けば、温かくなるんじゃないか。

寒くて凍えそうなお風呂の脱衣所も、畳敷きなら寒さが和らぐんじゃないか。

畳敷きの面積を増やすことで、暖房の効率を上げられるんじゃないか。


また、暑い暑い真夏日には。

畳のひんやりした感触が涼しさを感じさせてくれますが、その涼しさを廊下でもキッチンでもトイレでも感じられたら嬉しくないだろうか。

冷房効率を上げられるんじゃないか。


そんなことを、身をもって「実験」しているんです。


●畳ラボハウスを見てみよう!


さて、いろいろと書いてきましたが、ここからは実際の畳ラボハウスをご紹介していこうと思います。


古風な家なのか? それとも現代風なのか?

本当に畳が敷き詰められているのか?


そんなところも含めて、写真でご紹介していきます。


と思うのですが、長くなってしまったので、今日はここまでにしようと思います。

次回以降のブログで写真をお見せしていきますね!

ぜひ楽しみにしていてくださいね。




明治創業 金井タタミ店

https://kanai-tatami.com

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