天然い草の畳表と、ダイケン和紙の畳表でどんな違いがあるのでしょうか?


2つの異なる色の繊維を織り込んで作られた「市松」という柄の畳表を例に、実際の写真をもとにご紹介していきます。



●天然い草の場合

国産天然い草 市松表
 畳の両端は市松模様が濃く出ているが中央に向かうにつれて薄くなっている
国産天然い草 市松表
国産天然い草 市松表
 縁(ヘリ)に近い端の方は市松模様が綺麗に出ている
国産天然い草 市松表
 端から中央に向かうにつれて市松模様が薄くなっている


天然い草の場合、特に染色などしていないので、い草の色がそのまま出ています。


い草は、根元と穂先で若干色が違って、根元は白が強く、穂先に向かうにしたがって緑色が濃くなっていきます。

その性質を利用して市松模様を作り出しています。

ただし、染色による色の違いでは無い為、畳の両端は柄が濃く出ていますが、どうしても中央に向かっていくにつれて柄が薄くなります。

(1枚目と2枚目の写真が分かりやすいかも知れません。)


その柄の変化を楽しめる点も、天然い草の良さですね。



次に、和紙畳はどうでしょうか。



●和紙畳の場合

ダイケン和紙:市松(銀白×新銀白色)、縁:香織NO600
 全体に均一に市松模様が出ている
ダイケン和紙:市松(銀白×新銀白色)、縁:香織NO600
ダイケン和紙:市松(銀白×新銀白色)、縁:香織NO600



和紙畳の場合は、もともと違う色の繊維を織り込んで製作されている為、全体に同じ柄が出ます。



●もう一例、和紙畳を

ダイケン和紙:市松(乳白色×白茶色)、縁:香織NO500
ダイケン和紙:市松(乳白色×白茶色)、縁:香織NO500
ダイケン和紙:市松(乳白色×白茶色)、縁:香織NO500



和紙畳は染色で色を付けるため、天然い草では表現できないようなカラフルな畳を製作することができます。

また、時間経過による褪色や変色も少ないですので、より長く色味を楽しむことができますね。



●天然い草と和紙畳、それぞれに良さがある

いかがでしょうか?

天然い草と和紙畳では、模様の出方にも違いがあるんですね。


畳表には上記の他にも「セキスイミグサ」や、抗菌効果の高い「絢葉6」、ペット用の「わんにゃんスマイル畳」などがあります。

それぞれに特長が異なり、お客さまの住環境によっておススメの畳表も変わってきます。


金井タタミ店では、創業100年の信頼と確かな実績をもって、お客様に合わせてピッタリの畳をご提案しています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。




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